育休取得しました

昨日、育児休暇を取得いたしました。
取得日数は昨日の1日だけとなり、今後の取得予定は今のところありません

育休を取得するに当たって、公務とのバランスを考慮して自主基準を設けました。
→ 採決、発言予定のない議会日程についてのみ休暇とする

議員職においては、採決と審議の遂行が有権者の付託に応える最も重要な職務と考える。そこで、原則として議会日程の中で、採決と発言予定が無い議会日程について欠席することとしております。

本年6月の改正育児・介護休業法の施行に伴い、各自治体の首長において、育児休暇を取得する報道がありますが、地方議員においては類例を見ません。
北区では、「子育てするなら北区が一番」とするキャッチフレーズを掲げているが、男性職員の育児休暇取得の件数は未だに少ない。そこで、子育てに優しい社会の実現のため、男性の育休取得は見送られるべきという価値観を変えることを目的としています。
また同時に、父親として育児に関わる喜びをかみしめたいという素朴な気持ちより、今回の決断に至っております。

現在確認中ですが、男性の地方議員としては全国初のイクメンの事例となると思います。(23区内では初めてのケースとなることは確認されております)
そのため、全国紙で記事が載りましたので紹介いたします。

時事通信社 10/11/15
育児理由に議会欠席へ 東京・北の男性区議

東京都北区議会の戸枝大幸議員(男性・33)は15日、11月24日に第1子が生まれる予定のため、25日から12月7日までの議会会期中に、採決や発言予定の無い日には議会を欠席すると発表した。同区議によると、男性区議が育児を理由に議会を欠席するのは23区で初の例だという。
戸枝区議によると、議員報酬は通常通り支払われる。返納は寄付行為に当たるため、
公職選挙法上できない。同区議は「自主的な返納ができるよう、法改正をすべきだ」と
話している。

読売新聞 朝刊 10/11/15
北区の男性区議 「育休」取得表明 定例会を欠席ヘ

北区の戸枝大幸区議(33)は、予定されている第1子誕生に伴い、25日に開会する区議会定例会の一部について、育児を理由に欠席する考えを15日、明らかにした。男性の育児休暇取得が進まない中、「男性の育児休暇取得を促し、子育てに優しい社会を実現させたい」と話している。
戸枝区議によると、第1子は女児で、24日に誕生予定。区議会定例会は12月7日まで開かれるが、採決や発言などを行う3日間は出席し、それ以外の日程を欠席する。区議に関する規定には「休暇」という概念はなく、記録上は、自主的に休む「欠席」として扱われる。
戸枝区議は2003 年、北区議に初当選し、現在2期目。育児休暇について、「地方公務員の育児休業等に関する法律」は、子供が3歳になるまで取得できるとしているが、区長などの特別職や議員は対象外となっている。