首都高中央環状線 王子南ICが開通しました

3月7日に全線開通した首都高中央環状線で、唯一未完成だった王子南出入口が29日に開通しました。

北区議会の交通環境対策特別委員会では、ここ数年来、王子南出入口工事箇所の視察を毎年行っておりましたが、中央環状王子線が開通してから10年以上の歳月を経て、ようやく王子南出入口の開通の日を迎えたことになります。

この王子南出入口の開通により、すでに開通している王子北出入口と合わせて中央環状線の全方向への出入りが可能になります。この結果、北区にお住まいの方の4割に相当する約14万人の方々、周辺も含めると約20万人の方々が首都高をより便利に使えるようになります。

また、王子から羽田空港や都内各所へのアクセスが向上することにより、王子駅周辺がさらに活気のある、賑わいの拠点となることが期待されるところです。

一方で、平成14年12月に首都高王子線が一部開通して以来、王子線による振動・騒音等の被害が沿線住民の生活環境に影響を及ぼしてきたことから、北区議会では、平成18年に王子線による公害等被害の早期解決を求める決議や、王子線に自動速度検知装置(オービス)の設置を求める意見書の議決を行ってきております。

今後も地域にお住まいの方々への配慮に万全を期すため、北区議会では、騒音・振動や交通事故防止対策などについて、引き続き区と連携して、首都高速道路株式会社に申し入れを行ってまいります。