総選挙

驚くほどの圧勝でした。
結果オーライなのですが、やはり小選挙区制は怖い制度だと実感しました。
多くの指摘がすでにありますが、自民党の実際の得票率は、実は前回選挙よりもそれほど伸びていません。
北区の比例の結果に関していえば、自民党の得票率と得票数は、

今回2012年 23.8% 41,943票 (投票率:64.98%)
前回2009年 23.5% 45,334票 (投票率:70.42%)

となっています。
得票率に関しては微増です。ほぼ横ばいと言っても良いかもしれません。
得票数に限っていえば、三千票以上の減です。投票率が前回より5ポイント以上減っているのでその評価は分かれますが。
個人的な感想としては、自民党が勝ったという実感はあまりありません。民主党が勝手に負けたという感覚が近いです。加えて新党乱立によって浮動票が分散したことも大きかったと思います。

ただ、結果は結果として、これから自民党政権が始まります。
前回の大敗の大きな要素として、長年の与党体質からの慢心と驕りがあったと言われていますので、新政権にはこの点に留意しながら着実な政権運営を行ってほしいと願っています。
政権の安定が、この国の国力を豊かにすることに直結すると確信しています。
来夏の参院選の結果次第でこの国の10年間が決まります。