談合

談合容疑で3人逮捕 奈良市発注工事
http://www.sankei.co.jp/news/061119/sha010.htm

また談合事件。
他の地域でも同様の事件が出てくるかもしれません。
小泉改革以降、公共事業の発注数・額共に確実に減ってきています。
業者が生き残っていくために価格の叩き合いを回避して談合する。
誰かが、談合は人間の知恵の産物なんだ、と言っていましたが、さてあらん。

入札制度改革で考えるべきポイントは、コストと質のバランスです。
一般競争入札が絶対善のように紹介されることが多いですが、
価格を叩いた末に、安かろう悪かろうの仕事になることも少なからずあると耳にします。
公共財の提供は、質の確保が至上命題の一つでもあります。
役所の積算能力が不足しているという指摘もありますが、せめて予定価格設定の最低下限を公表した上で競争入札を行えば、ダンピング業者を排除した競争入札が実現するのではないかと考えています。
まだまだ研究途上なので後日に期します。